副業にも役に立つ、電子書籍の作り方 その②
その②
電子書籍の原稿を書く
ワードで原稿を書くことができます。書く量は、2万字くらいから。
上限は特にありません。あまり少ないと書籍として出すのには、物足りません。ですが、文字数が少なくても出せないわけではありません。
絵本や写真、イラストを使った書籍でしたら、文字数は少なくてもいいのです。
電子書籍制作のメリットは、書籍を完成させるまでには労力、時間がかかりますが、そのあとは、特にすることはありません。
アマゾンの本棚で販売されますので書店のように新しい本に押されて流通されないということがありません。
販路はインターネット上に常にあるという状態です。
副業としてもおすすめの理由でもあります。
メルマガを配信する方は別で、その労力はかかりますが、それほど時間がかかるというわけではありません。
原稿のもとになる文章は時間を見つけて原稿を書き溜めておくのがおすすめです。
ユーチューブなどは楽しい動画が多いのですが、まじめに中身を理解したい、数字や論理的な説明などが必要な内容について知りたい、文書を通じて深く学びたいといったニーズに応える内容には、電子書籍は最適です。
電子書籍は専門性、深掘りに適したコンテンツを掲載するのによいメディアです。
ユーチューバーの中にも専門性を持つ方は少なくはないのですが、そうした方も楽しく見ることができるように配慮している場合が多いので、深く解説している動画は少ないです。
テキストスタイルの電子書籍の場合は、その内容が専門的であることや内容を、文字を使って詳しく解説するという趣旨に合致するメディアと言えます。
書きたいことを書けば本はできます。とはいっても、読まれるためには、対象となる読者をしっかり考えて書くことが大事です。どのようなニーズがあるかを考えて書くことがより読まれるようになることになります。
電子書籍を書く前に知っておきたいこと
電子書籍を書くときに、より有効にするためにはその戦略を考えておくということが大事です。
とりあえず一冊出版してみるということもいいのですが、全体像を描きながら電子出版をどのように位置づけるかを考えて出版する方法を考えてみます。
ニーズの分析
最初に、電子書籍を制作するうえで最初に行うことは、読者のニーズの分析。どのようなニーズがあるのかを考えます。どのような方を対象とするのか、読者の分析を行います。
類似の本がある場合には、差別化されるような内容になるのかも検討してみましょう。同じような内容の本だとやはり読まれにくくなります。
どこから切り込む?
そのあとは切り込み口を考えます。
例えば、切り込み口は、3つの単語を考えてみます。例えば美容関係でも、「40代」「美肌」「衰え」というキーワードを選んだとします。
すると、40代で肌の艶が失われて、美肌を維持したい方向けの本になります。
20代や60代の美容読者は対象にしていませんので内容が絞られてきます。20代や60代の美容に関する項目や内容は削除します。
電子書籍のメリットを活かすには?
原稿を書き上げたら電子書籍を出版します。電子書籍そのものは、値段は安く設定しても構いません。フリー(無料)に近くてもいいのです。
その理由は、書籍で印税という利益をもらうことを狙うのも一つの方法ではありますが、それよりも後につなげて、メールを送り、読者を教育していくことが大切となるからです。
こうした流れを考えると、読者のニーズの分析、電子書籍の発行、メールマガジンでの教育と情報の提供は1連の流れとなることがわかります。
紙の本ですと、ほとんどの場合は、本の中で完結してしまっていました。
これが電子書籍とメールマガジンを使うと、現在進行形の一つの本のような形になります。
そうするとメールマガジンを発行する内容についても考えておき、その全体像の中の最初の一歩が電子書籍となるという考えで書くことが大事になります。
1年後、どのようなメールマガジンを発行しているのでしょうか?
そのゴール設定や目的を考えたうえで電子書籍の内容を考えてみることも大切です。
本を発行するということは、小さな一歩かもしれませんが、権威性やブランド化につながるものです。
副業というと労働力を切り売りするイメージを持たれている方も多いかと。権威性やブランド化まで得られるのでしたら面白くありませんか?
1年後のメール発行によって自分はどのようなブランドを作っているのかも考えておきましょう。