副業にも役に立つ、電子書籍の作り方 ジムのインストラクター 歯科医 美容整形外科編 その⑨
その⑨
電子書籍を使った方がいい方として上げられるのが、ライバルが多い業界です。
例としては、トレーニングジムのインストラクターや歯科医師、美容整形外科などの業界が挙げられます。
トレーニングジムのインストラクター
トレーニングジムは筋トレの効果が知られるようになり、一般化してきています。しかし、大手では、利益を本部が吸い上げてしまうため、独立して稼ぎたいというトレーナーさんが増えてきました。
ノウハウを勉強したトレーナーが独立して、自分のジムを立ち上げてトレーニングジムの運営をしている例が増えています。
その際、お客さんを集める方法としてよくあるパターンが、チラシ広告を作って配布してもらうことやSNSで告知するという戦略です。
これだけだと他者との差別化ができないという問題点があります。
そこで、どうやってお客さんに来てもらうかを考え、低価格路線を打ち出しているトレーニングジムが増えているのです。
しかし、低価格路線、つまり、他のジムに比べて安いですという訴求の仕方は間違っています。低価格路線というのは、自分の体力を奪ってしまいます。
安い価格なので、多くの人に来てもらわなくてはなりません。集客がスムーズに行けばいいのですが、価格が安いだけではお客さんはそれほど来ません。
それに、ライバルが近くでもっと安いジムを作れば、双方にとってもデメリットになります。
こうした低価格路線は実はまずい方法なのです。では、どうすればいいのかということですがその答えの一つが電子書籍の出版です。
本を制作して、出すときに、
内容が充実しているジムであること、成功例が多いこと、
初心者への指導が手厚く行われていること、
ハイパフォーマーになるためのビジネスマン向け、
経営者向け
など対象を絞り、そうした方への本を書くのです。
電子書籍でブランド化して平均以上の値段か高額の会員さんを集め、その分丁寧に指導することでゆとりのある生活と指導が行えます。
電子書籍はプロトレーナーとしてブランド化できるので、その分良質な顧客を得ることができ、平均的な価格のジムよりも値段を高めにしても、集客がしやすくなります。
歯科医師
歯科医院は現在、どこでも見かけられ、競合が多いですので、差別化を図りたいという方も少なくありません。
ではどうすればいいのでしょうか?
自分の得意な分野、対象者、そして来院してくるお客さんの分析を行って、それに沿った電子書籍を出版します。電子書籍は、副業にも使えるのですが、ここでは本業である歯科医としてのポジションをより明確にし、お客さんを集める例として考えてみます。
電子書籍で、
美容、美顔に興味のある若い女性向け、
年配の方の歯のケア
一生自分の歯で食べたい人向け
子供のための歯のケア
などニーズに沿った電子書籍を書き出版を行います。
そのためには、集めたい顧客の層、得意としている治療や来院者がどのような方であるのかという分析が必要になります。
電子書籍は、カンタンに誰でも出版をすることができるのですが、権威性にもつながります。
それだけでも集客に結びつきますが、集まったメールアドレスを使ってメルマガを配信し無料の歯のケアの仕方などの説明を行います。また、リアルでも講座を開きます。ここで、お金を取るのではなく、信頼を集め、来院を促すことができます。
副業に使うとすると電子書籍で集めたリストに対してメールを配信しながら、歯のケアを行うメリットを解説しながら、健康などに役に立つ商品のアフィリエイトも行うことができます。自身が開発した教材や商品があればその紹介もできます。
ユーチューブで歯のケアについて紹介してもいいのですが、テキストスタイルのメリットは情報が精査され、内容的にも信憑性が保証されることになります。
美容整形外科
美容整形外科は昔に比べて、費用の明確さやお客さんの満足度が上がってきている業界です。
しかし、まだ不安感が残る分野でもあります。
安全性が保障されていない、海外では認められていない物質を挿入して健康上の問題が懸念されるなどの報道が行われることがありました。
美を実現するのに健康が損なわれるのでは意味がありません。
こうした問題が出てしまうと、お客さんの方でも、SNSなどでそのことを拡散してしまいますので、施術した病院も悪評が立ち、長い目で見るとブランド価値が下がるということになってしまいます。
懸念を払拭するためにも健康と安全を考えた施術を行っていくことが大事ですし、安全、安心さを電子書籍で解説して来院してもらうことが大切です。
ジムのインストラクター 歯科医師 美容整形外科に共通するもの
ジムのインストラクター、歯科医師、美容整形外科いずれのケースも印税という副業だけでなく電子出版での集客を行うことで広告費用を抑えることができます。更に本の印税も少しずつ入ってくるという副業としてのメリットがあります。
折り込みチラシだけでは、内容を伝えることができませんが電子出版でしたら対象層に向けて詳細に記述を行えます。
電子書籍というのは別の言い方をすると、名刺であり、詳しく書かれた折り込みチラシと解釈することもできます。ですので、使い方もこのような意味で、SNSなどで紹介しながら読んでもらうようにすると集客につながります。
ジムのインストラクター、歯科医、美容整形外科という業界に共通するのは、健康と美です。それは多くの人々が望むものですから、これからも発展が見込める分野です。
ですが、その分、参入者も多く、競争も激しい分野になるとも言えます。
その中でポジションを取り、ブランド化していくためにも電子書籍を活用してみてはいかがでしょうか?