巷によくある即日で稼げる詐欺的な手法、その成功例を研究してみた。それは、副業として、悪用もできるし、善用もできる。あなたならどう使いますか?
巷によくある即日で稼げる詐欺的な手法、その成功例を研究してみた。それは、副業として、悪用もできるし、善用もできる。あなたならどう使いますか?
今インターネットでよく行われている手法を研究しておくことは副業をやろうとする人にも参考になることです。
どの様にしているのかというと、
まず、大金持ちになれますよと言って、派手な宣伝を行います。
あなたもきっと
「このツールを使えばお金が稼げます。」
「スマホをポチポチやるだけ。頭を使う必要はありません。」
「何もしなくても、1億円が1年後にあなたのもの」
「1日で5万円が、寝ていても入ってきます。」
「政府が年金を払わないので、給付金を代わりに渡します。」
などの甘い言葉を見たことがあるでしょう。
この文章は、主催者が自分で書かずに、コピーライターに書いてもらいます。そして中身のツールは、数百万円程度の安い自動売買ソフトを国内のメーカーや海外のメーカーに依頼して作ってもらいます。(なぜ数百万円が安いのかは後でわかります。)
この後、インターネットでメールアドレスを持っている人、ライン@の顧客リストをたくさん持っている人にお金を払って、この情報を流してもらいます。
それを見たあなたは、購入をすると次のような結果を味わうことになります。
「1年で1億円と言ったのに、全然稼げてない。」
「給付金とか言ったのに、お金が入るどころか、減ってる。」
そして、問い合わせをすると、
「いえ。他の方は稼げています。」
「投資の結果は人によります。」
など、あいまいな言葉が返ってくるということになります。
そして販売ページの下には、小さく「投資の結果は保証できるものではありません。」などの言葉が書かれていることに気づくのです。
しかし、悔しい思いをしたあなたは、怒りつつもお金を取り戻したいという気持ちがありますので、次の案件を探し始めます。すると、その主催者が、ほかの儲かりそうな案件を紹介しているではありませんか。
よし、これだ。この案件に登録をしてみよう。
そして、あなたがメールアドレスやラインで登録をすると、その主催者に収入が発生します。
登録するだけで収入が発生するというと驚く方もいるのですが、購入しなくても、登録するとその紹介料が入る仕組みになっているのです。
主催者にとっては、大事なことは派手な宣伝をして、アクセスを集めるのが目的なのです。
売っているツールは失敗に終わったってかまわないのです。
アクセスが集まると、ほかの人の次の案件の紹介ができます。次の案件も、どうしようもないものだとしても、その案件に登録さえしてもらえば、主催者にお金が入ってくるのですから。
最初に数百万円で作ってもらったツール代金は、こうして取り戻していくことができます。
マーケティングやセールスで有名な公式があります。
売り上げ=アクセス数×成約率×LTV(顧客が生涯にわたって払ってくれる金額)
という公式なのです。
先の事例では、中身がよくない投資ソフトを売るときに、派手な宣伝を行います。
同業者にお金を払って情報を流してもらいます。するとそれを見た人たちから、大量のアクセスが集まります。そして、その中身のないソフトを買う人が出ます。買えば主催者にお金が入ってきます。これは成約になります。
他の人の案件を紹介し、登録さえしてもらえばお金が入ってくるというのもある意味、成約のようなものです。
なぜなら、他の人の案件を紹介し、読者が登録をすることでお金が入ってくるのですから。
ここまで読んだあなたは、私もやってみようと思いましたか?それとも、こんなものに引っかからないようにしようと思いましたか?
ここで問題があります。
実は、この主催者は、この公式には入ってはいないのですが、信頼を失っているということになります。
その結果、中身の良くないツールを売っている主催者はネット上で、詐欺と呼ばれることになります。
すると、影響が出ます。主催者のビジネスの評判が良くないので、大量のアクセスがあっても、成約率が下がります。LTVにも影響が出ます。生涯にわたって何度も買おうと思わないからです。
こうしたモデルを、真似をするとお金はある程度までは、得られるのですが、大富豪にはなれないわけです。
皆さんがどう判断するかはお任せしますが、公式も使い方次第です。
もし、顧客の成長につながるような良い案件を紹介しながら、この方法をやっていくなら、信頼とともに大きく成功できることになります。
副業にどう生かすかは自分がどのようなビジョンを持っているかにかかってきます。
売り上げ=アクセス数×成約率×LTV(顧客が生涯にわたって払ってくれる金額)
これは、すごいパワーです。悪用しますか?善用しますか?